「社会に貢献する協創力をみがく」という水都の教育目標を達成するために、水都には多くの「チームで協働する方法を学ぶ」機会があります。
その一つに、今年度から始まったプロジェクト型学習、Suito Action Project for SDGs(以下SA)があります。この授業は、水都の授業で唯一、中高生が共同で活動する授業です。

他学年の生徒との関わりは通常でも少ない上に、オンライン授業の期間もあり、プロジェクトを進めるのはなかなか難しい状況にありましたが、対面授業が再開後は順調にプロジェクトが進んでいます。

ある教室では、アイスブレイクとして「自己紹介フルーツバスケット」と「1分間フリートーク」を行いました。「自己紹介フルーツバスケット」では、通常のルールに、「オニはまず自己紹介をしてからお題を言うこと」、「呼びかけの内容は自己紹介の要素のあるもの」、というルールを加え、しばし交流の時間を楽しみました。
「〇年〇組〇〇です。趣味はサイクリングです。私と同じようサイクリングが好きな人!」「〇年〇組〇〇です。最近はお菓子作りにハマっています。自分は文系ですが、理系の人!」など、次のイスを必死に探しつつも、仲間のことを知る良い機会となりました。

1分間フリートークでは、各自が好きなトピックについて1分間話しましたが、「最近あった嬉しいこと」、「自分の食べ物に対するこだわり」、「水都のここを変えてほしい」など、それぞれの個性の感じられる話で盛り上がりました。

SAは、答えのない課題に対して、年齢の違う仲間と、英語を使いながらアクションを起こすという、たくさんのハードルのある時間ですが、この時間に鍛えられた「チームで協働する力」は、生徒のあらゆる可能性を広げてくれました。

このアイスブレイク後の話し合いでは、いつもより活発に意見が出ていました。チーム力を高めるためにまず相手のことをよく知ることが大切である、と学ぶことができました。



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