カタチの探究 ~素材との対話を通して~
中学校クリエイティブラーニング(以下CL)では「つくるから学ぶ」をモットーに学びを進めています。
今回紹介するのは硬質スチロールを材料に「カタチ」にこだわり、素材との対話の中で自己を見つめる体験です。
無造作に置かれたスチロールの欠片の中から選んだ一つを観察し、なぜそれを選んだのか。その欠片の何に惹かれたのかを自問し、また、切ったり、削ったり、磨いたりする中で素材の特徴を考えながら作品をつくりあげてきました。
もともとはただのスチロールの欠片だったものがヤスリを何度も変えながら丁寧に磨き上げていく中で、ものに対してなんとも言えない愛着が生まれてきます。作品提出にくる生徒たちがとても大切に小さな欠片を扱う姿はとても印象的でした。