知の理論(Theory of Knowledge:TOK)とは、国際バカロレアディプロマ・プログラム(IBDP)における全世界必修科目です。
知の理論では「知識の本質」について考え、「知識に関する主張」を分析し、知識の構築に関する問いを探究します*。
IBDPでは批判的思考を培い、生徒が自分なりのものの見方や、他人との違いを自覚できるよう促すコア科目という位置づけになっています*。
本校では、総合的な学習の時間に知の理論を開講しているため、国際バカロレアコースに在籍していなくても知の理論を学習することができます。

今年度最初の知の理論の授業では、LEGO®SERIOUS PLAY®メソッド*を活用したスキルビルディングを行いました。
まず、生徒は限られたレゴを組み合わせ、テーマに合わせた作品を作成しました。その後、作品を作った背景やアイディアを共有したり、指示された内容に沿って説明したりしました。
作品を使った意見交換を通して、自分の中で優先される視点や感覚の可能性に気づいたり、物事を判断するときの基準やバイアスの可能性を探ったりなど、知の理論で必要とされているスキルや態度を確認しました。


*文部科学省IB教育推進コンソーシアム. (n.d). DP(ディプロマ・プログラム), https://ibconsortium.mext.go.jp/about-ib/dp/(最終閲覧日:2023/04/13).
*同上
*LEGO®SERIOUS PLAY®とは、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボのシーモア・パパート教授が提唱した教育理論「コンストラクショニズム」に基づきLEGO®社が開発した、組織・チーム・個人の思考、コミュニケーション、問題解決のための方法です。








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