私たちは、テレビ、ラジオ、インターネットなど、さまざまなメディア(情報媒体)を通じて日々情報を得ながら生活しています。
では、それぞれのメディアにはどのような特性があり、私たちはどのように情報を受け取っているのでしょうか?
今回、高校3年生の「論理国語」の授業では、メディア特性を比較する実験に取り組みました。

4月28日(月)の授業では、「音声メディア(音だけで情報を伝えるラジオなど)」「記号メディア(文字や記号で伝える新聞や掲示板など)」「身体メディア(身振りや表情など、非言語的に伝える方法)」の3種類に注目しました。

実験では、それぞれのメディアに焦点を当て、それぞれの情報伝達を体験しました。
指定された動きやポーズを、指定の伝達方法のみを用いて、内容を理解するという活動を行いました。
この体験を通じて、「どのように話すと正確に伝わるか」「聞き手にどの程度の情報が届くか」といったことを考えました。

また、単元の総まとめとして、「大規模災害時にどのように情報を伝達すべきか」というテーマで小論文の執筆にも挑戦する予定です。
近い将来発生が懸念されている南海トラフ地震などの災害時には、限られた情報手段を使って正確に、迅速に情報を届ける必要があります。
今回の学びは、そうした緊急時にも生かせる思考力や判断力を養うことに繋がっています。

この授業を通じて、私たちは情報の「伝え方」や「受け取り方」について、より深く考えることができました。


(国語科主任 金子翔輝)



CONTACT お問い合わせ

〒559-0033 大阪市住之江区南港中3丁目7-13
FAX(中高共通):06-7662-9602