国際バカロレア(IB)とは

国際バカロレア

国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)は、1968年、チャレンジに満ちた総合的な教育プログラムとして、設置されました。世界の複雑さを理解し、対処できる生徒を育成し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルート確保を目的としています。現在、認定校に対する共通カリキュラムの作成、世界共通の国際バカロレア試験、国際バカロレア資格の授与等を実施しています。(文部科学省HPより)

水都国際での国際バカロレアコース

  • 高校2年生の4月に開始し、高校3年生の11月に実施される外部試験で45点満点中、24点以上を習得すれば国際的に通⽤するフルディプロマ資格が認定されます。卒業時には⽇本の⾼等学校卒業資格(グローバル探究科)も得ることができます。
  • 水都国際ではDual Language Programme(英語と日本語で行うDPコース)を実施しています。特徴的な学習法として、教員や生徒による講義、対話型学習、グループ/ペアワークによる共同学習、プレゼンテーション、課題解決・探究型学習などがあげられます。これらをとおして、コミュニケーションスキル、自己管理スキル、リサーチスキル、社会性スキル、多角的思考力などを養い、社会で答えの分からない課題に直面した際の課題解決力を高めるとともに大学での学びに備えることができます。

水都国際ならではの国際バカロレアの特徴

FEATURE01

高校2年次から国際バカロレアDP(ディプロマプログラム)の科目「英語」を全員が履修するとともに、国際バカロレアコース以外の生徒も国際バカロレアの一部の科目が選択可能。

FEATURE02

「TOK」を全員が履修。中学校も含め教科の学びにプラスして学校全体で「探究型の学び」に取り組んでいます。

FEATURE03

公立学校の学費で国際バカロレアの履修が可能(教材費用、最終試験費用は実費がかかります)。

Diploma ProgrammeDP科目と水都国際高校での実施

コア領域

知の理論 THEORY OF KNOWLEDGE:TOK

知識とは何かという問いを深く探究します。

CAS CREATIVITY, ACTIVITY, SERVICE

体験的学習と振り返りを通じて成長をめざします。

課題論文 EXTENDED ESSAY

自分のテーマについて探究し論文を作成します。

DP科目
グループ

01

言語と文学 STUDIES IN LANGUAGE AND LITERATURE

国語 (日本語で実施) JAPANESE A : LANGUAGE AND LITERATUE (HLまたはSL)

02

言語習得 LANGUAGE ACQUISITION

英語 (英語で実施) ENGLISH B (HLまたはSL)

03

個人と社会 INDIVIDUALS AND SOCIETIES

歴史 (日本語で実施) HISTORY (HLまたはSL)

04

科学 SCIENCE

化学 (英語で実施) CHEMISTRY (HLまたはSL)

05

数学 MATHEMATICS

数学 (英語で実施) MATHEMATICS ANALYSIS AND APPROACHES

06

芸術 THE ARTS

美術または生物(日本語) VISUAL ARTS SL OR BIOLOGY (HLまたはSL)

※HL=Higher Level, SL=Standard Level DP6科目のうち3科目をHLで履修する必要があります。
※上記は2023年度以降の開講予定科目であり変更されることがあります。

IB教育の目指す10の学習者像

すべてのIBプログラムは、国際的な視野をもつ人間の育成を目指しています。人類に共通する人間らしさと
地球を共に守る責任を認識し、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する人間を育てます。

IBの学習者として、私たちは次の目標に向かって努力します。

この「IBの学習者像」は、IBワールドスクール(IB認定校)が価値を置く人間性を 10 の人物像として表しています。こうした人物像は、個人や集団が地域社会や国、そしてグローバルなコミュニティーの責任ある一員となることに資すると私たちは信じています。

  • 考える人

    THINKERS

    私たちは、複雑な問題を分析し、責任ある行動をとるために、批判的かつ創造的に考えるスキルを活用します。率先して理性的で倫理的な判断を下します。

  • 挑戦する人

    RISK-TAKERS

    私たちは、不確実な事態に対し、熟慮と決断力をもって向き合います。ひとりで、または協力して新しい考えや方法を探究します。挑戦と変化に機知に富んだ方法で快活に取り組みます。

  • 探究する人

    INQUIRERS

    私たちは、好奇心を育み、探究し研究するスキルを身につけます。ひとりで学んだり、他の人々と共に学んだりします。熱意をもって学び、学ぶ喜びを生涯を通じてもち続けます。

  • バランスのとれた人

    BALANCED

    私たちは、自分自身や他の人々の幸福にとって、私たちの生を構成する知性、身体、心のバランスをとることが大切だと理解しています。また、私たちが他の人々や、私たちが住むこの世界と相互に依存していることを認識しています。

  • 思いやりのある人

    CARING

    私たちは、思いやりと共感、そして尊重の精神を示します。人の役に立ち、他の人々の生活や私たちを取り巻く世界を良くするために行動します。

  • 心を開く人

    OPEN-MINDED

    私たちは、自己の文化と個人的な経験の真価を正しく受け止めると同時に、他の人々の価値観や伝統の真価もまた正しく受け止めます。多様な視点を求め、価値を見いだし、その経験を糧に成長しようと努めます。

  • 知識のある人

    KNOWLEDGEABLE

    私たちは、概念的な理解を深めて活用し、幅広い分野の知識を探究します。地域社会やグローバル社会における重要な課題や考えに取り組みます。

  • コミュニケーションができる人

    COMMUNICATORS

    私たちは、複数の言語やさまざまな方法を用いて、自信をもって創造的に自分自身を表現します。他の人々や他の集団のものの見方に注意深く耳を傾け、効果的に協力し合います。

  • 信念を持つ人

    PRINCIPLED

    私たちは、誠実かつ正直に、公正な考えと強い正義感をもって行動します。そして、あらゆる人々がもつ尊厳と権利を尊重して行動します。私たちは、自分自身の行動とそれに伴う結果に責任をもちます。

  • 振り返りができる人

    REFLECTIVE

    私たちは、世界について、そして自分の考えや経験について、深く考察します。自分自身の学びと成長を促すため、自分の長所と短所を理解するよう努めます。

国際バカロレアの授業紹介

言語と文学

さまざまな文学と非文学テクストを通して、言語そのものの特性や、アイデンティティーが言語に与える影響、また文学と文化の関わり等を学びます。

科学

科学的知識の習得を重視しつつ、実験データを読み取る力を身につけます。また、個人の研究テーマを持って実験を行い論文を作成します。

芸術

授業では作品制作だけではなく、作家・作品の比較研究や自身の作品のプロセスポートフォリオ、さらには作品の展示まで行います。

知の理論

知の理論では、知る人としての自身を振り返り、知識そのものの性質と知識を得るプロセスを様々な視点から探究していきます。

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