文化祭実行委員会 “生徒主体”の文化祭運営
水都生のみなさん、今年の文化祭は楽しんでいただけたでしょうか??コロナ禍で思い描いていた学校生活が送れない中、文化祭が良い思い出になっていれば私たちも嬉しいなと思います。今年の文化祭実行委員会(以下委員会)では応募した希望者のみで体制を組んだ昨年度とは異なり、委員会の人数は3倍になったにもかかわらず組織体制と全体の運営や計画を向上させるという挑戦がありました。
今回の委員会では人数を制限せずに全学年から委員を募集し、最終的に100名を越える生徒の皆さんに関わって頂きました。そして重要な役割を担うコアと、コアをサポートする遂行部門に分け、参加したい生徒は参加できるようにしながらも効率化を図りました。
コアには運営部と3つの課があり、運営部には中高1名ずつの代表・副代表や各課のリーダー・副リーダーが所属します。この全体組織図をつくるにあたり、委員会の活動前から運営部の代表4名+先生方で何度も会議を重ねました。3つの課ではそれぞれ委員会の主な仕事であるパフォーマンス・イベント(クラス展)・広報を担当しました。”100名以上が参加でき、且つ文化祭の運営に支障がないほどの効率が見込める組織”としては、改善点はあるものの新しい組織の形として良いものが出来たのではないかなと思います。
“生徒主体”の文化祭運営の中で、忙しい中で時間を作るのはもちろんのこと、全校生徒・先生への情報共有や大人数を動かすことなどは特に大変だったこととして印象に残っています。プレッシャーやスケジュールの遅れなどもありました。ただ、委員会の中で各クラス1名の連絡係を設置したり、ホームルームの時間をいただくなどの工夫でなんとか乗り切ることができました。ただ、100名を越える委員とどう協力するのか、情報共有の方法、一人ひとりがやりがいを感じられたのかなど、委員会の運営については反省点が多く残ります。
そして今回、このような代表として活動させていただく中で、やればできるし、自分が頑張っていれば周りにも伝わる!、スケジュール管理は基本とは言えどやはり大事なことだし、自分たちで出来ないことはある程度先生方や周りの友人の力を借りることも大切、など多くの学びがありました。
特に、道筋の立て方・人の動かし方など、委員会での経験を通して物事の成り立ちや背景が想像できるようになり、文化祭後も自分から行動できることが増えました。先生と一緒に活動する中で、先生達から学ぶことも多かったです。また、やりたいことがあったら先生や他学年の実行委員に相談して、何かしらの解決策が見つかることを身を持って知りました。
学校という場で安心して新しいことに挑戦でき、また、将来学びたいことに関連したスキルを身につけることもできました。個人的には、意外と自分たちの意思が通るという経験、自分たちの力で文化祭が動いたんだという実感もできて嬉しかったです。
まだ卒業生も出ておらずコロナ禍もある中で、全てが手探りな文化祭の運営に携われたこと、本当に嬉しく思います。
委員会の要望に沢山答えてくださった先生方、中心となって進めてくださったコアの皆さん、遂行部門として関わってくださった皆さん、そして全校生徒の皆さん、本当にありがとうございました!