卒業生の声 No.5 知的好奇心や探究意欲を養う環境
【出身中学校】大阪府立東陽中学校
【所属コース】:グローバルサイエンス(GS)コース
【進学先】:立命館大学
食マネジメント学部
【在学時の主な活動】
体育祭実行委員、学級代表、バレー部、Impact Citizen for SDGs、Take Action Group、FIRST LEGO League、花言葉から環境問題について知ってもらおう(SA)
私は中学の頃に大阪市中学生海外派遣団としてオーストラリアを訪れたことをきっかけで、英語に興味を持ちました。そのため、英語に力を入れ、尚且つ自由な校風であった水都への進学を志しました。
水都では、GAPS等の課外活動や探究活動などといった生徒自身で課題を見つけ・考える場面が多くあったため、私自身、問題解決能力や思考力を成長させることができました。そして生徒同士はもちろん、先生方との距離が近いため、日本語および英語でのコミュニケーションスキルを磨く上で非常に適した場所でした。
在学中に課外活動や委員会活動に力を入れ、積極的に参加するようにしていました。例えば、ICS(Impact Citizens for SDGs)というSDGsを広めるGAPSで、住之江図書館さんと連携し、SDGsに関する自作絵本を展示したりなど、SDGsをたくさんの人に知ってもらうための活動をしていました。このような活動の際には、生徒同士・生徒と教師でのコミュニケーションミスや連絡不足や一方への負担の偏りなどの問題が起きてしまうなどして、物事を円滑に進めることができず苦労したこともありました。しかし、高校生であるうちに外部との連携の難しさや内部での連絡の重要性などたくさんのことが学べたいい経験をしたなと深く感じています。
水都での高校生活では「人とのコミュニケーション」、「社会問題」、「幅広い探究」に深い関心を持ちました。「人とのコミュニケーション」に深い関心を持った理由は、先に述べたICSでの外部連携の経験によるところが大きいですが、「社会問題」と「幅広い探究」の二つに深い関心を持った理由もICSからきています。ICSでは、現在日本及び世界で問題となっていることについて調査し、自分たちにできることについて分析しました。調査を通じて、私たちにできることは小さくても、積極的な行動を起こすことで問題解決に貢献できることを学びました。
ICSでの活動を続ける中で、大学では「食」について学びたいと思いました。「食」は生物が生きるうえで必ず必要なものの一つであり、すべての事柄にかかわるものです。しかし、世界には十分な食事ができていない人や栄養の偏りなどで栄養失調になってしまっている人たちなど、さまざまな食料問題を抱える国や人がいることを理解しました。大学では、その現状を緩和する方法を模索していきたいと考えています。進路選択ではフィールドワークの多さ、社会問題への取り組みを重視し、立命館大学食マネジメント学部の進学を志しました。また、大学では多くのボランティア活動に参加するとともに食に関する知識を付け、これらの問題を解決したいと考えています。水都で培った問題解決能力や思考能力を生かしながら社会問題の解決や社会発展に携わっていきたいです。
私は水都での探究のある学校生活を通して、問題解決能力や思考力がついたと思います。先生から出された課題だけに取り組むのではなく、自分自身で課題を見つけ、課題解決への道を模索するという学習形態は知的好奇心や探究意欲を養うには素晴らしい環境だと思います。そのため、たくさんのことを知るのが好きな人や答えがない問いについて考えるのが好きな人、自分を成長させたい人は水都がぴったりだと思います。また、水都は自由な校風でイベントや行事がたくさんあったので、私は高校時代の青春を謳歌することができました。なので、高校生らしい青春を味わいたい人にも、とってもおすすめします!