【出身中学校】茨木市立西中学校

【所属コース】グローバルサイエンス(GS)コース

【在学時の主な活動】
文化祭実行委員(1年時:パフォーマンス担当、2年時:パフォーマンス担当リーダー)
English days (Global Days) 実行委員(1年時: 犯人推理ゲーム、2年時: PET bottle tree project)
おおさかグローバル塾
祇園祭ボランティア

【出演・受賞歴】
第38回大阪市立高等学校英語暗唱・弁論大会(弁論の部)優勝
Japan Youth Dance Festival 全国大会 2018準優勝、2019優勝
Jazzin’ 2021, 2022出演
Universal Dance Festival2022出演
English Vocal Election 全国大会 2018 representative賞、2019優勝

【進学先】同志社大学
文化情報学部・文化情報学科

 私が水都を受験することを決めたのは中学三年生の夏でした。

 幼い頃から海外のミュージカル作品が好きで異文化に関心を持っていたため、国際色豊かな環境で高校生活を送りたいなと考えていました。国際系の高校や学科は水都以外にもありますが、その中でも水都を選んだ理由は「生徒主体で学校を創る」ところに惹かれたからです。新設ということもあり、行事などの学校の基盤を新しく構築できるという貴重な経験ができるのではと期待していました。他にも英語で数学や理科を受けるなど「水都だからこそできる」ことが多くあると思ったため、私にとって水都はとても魅力的でした。



 実際に水都で学んでいくなかで良かったことは、英語ネイティブの先生方から授業を受けることができたり、様々な背景を持つ生徒と共に学校生活をおくることができたことです。授業で分からなかった時は英語ネイティブの先生が丁寧に優しく指導してくださるので、失敗を気にせずに発言することができました。入学して間もないころはただ相槌を打つことしかできませんでしたが、今では日常会話や少しアカデミックな内容も話せるようになりました。

 また容姿だけではなく、趣味や特技など十人十色なクラスメイトと学べたことは、水都で良かったなと思える理由のひとつです。2期生は目標を持って何かに取り組む生徒が多かったように思います。それぞれ違う目標を持っているからこそ互いに認め合い、意思を尊重できるため、常に意見が言いやすい雰囲気がありました。私が仲良くなった友人たちは私にない考えを持っていたり、好奇心旺盛でいつも刺激をもらっていました。何かに挑戦するときも全力で応援してくれました。卒業した今でも一緒に活動できているのは、3年間水都でともに学んだ仲だからだと思います。


 反対に大変だったことはスケジュール管理です。特に2年生のときは予定を詰め込みすぎてしまい、心身ともにつらい時期がありました。学校では勉学に加えて委員会活動、学校外でもダンス・ボランティア・語学に関する活動など、やるべきことが山ほどありました。しかし、多くの「嬉しかった」「楽しかった」などの声と得られる達成感をモチベーションに、やり遂げることができました。

 このように、様々な活動をしてきましたが、在学中は特に語学に関する活動に努めました。課外活動としておおさかグローバル塾(大阪府高校生等海外進学支援事業)を受講したり、英語スピーチコンテストに学校代表として出場しました。

 積極的に英語ネイティブの先生方と会話し、毎晩英語で日記をつけるなど、身近な所でも英語を使うように心がけていました。自身の考えを言語化することは日本語でも英語でも難しいですが、言語に関する活動を通して特に意見を伝えるなどコミュニケーション能力が上がったと思います。自分の考えを伝える機会が増え、相手に伝わりやすいように話そうと試みるようになりました。前述したおおさかグローバル塾では知らない外国人留学生と関わることが多かったため、文化や価値観に違いがあると理解したうえでコミュニケーションをとるよう意識していました。このような学校生活と異なるコミュニティでの経験は学校生活や進学にも影響しています。



 実際、学校生活では入学前と比べて新しい環境で活動することへの恐怖心がなくなりました。初めは知り合いのいない水都に通うこと自体、不安に思っていました。しかし学校生活に慣れ、同時に先生方や友人、家族が快く支えてくれたことで「次はこれにチャレンジしてみよう」と前向きに新しいことに挑戦できました。

 高校生で最も重要な選択、進路選択で大切にしたことは、自分が学びたいことは何なのかをじっくり考えることです。私はセクシュアルマイノリティであるダンス講師との出会いがきっかけで、差別問題に関心を持っていました。水都では社会問題について考える機会が多く、私が創りたい社会は彼らのようなマイノリティが自分らしく生きることのできる「差別のない社会」だと気づきました。この気づきは進路選択の軸になり、重要なものになりました。また大学で学びたいと考えたので、今までの経験や成果を活かせるなど自分に合っていると思う受験方式で受験したいと思っていました。


 同志社大学を志望する決め手になったのは実際に大学に行ってみたときの空気感でした。もちろんカリキュラムなども大切ですが、志のある学生が自由に学ぶことを尊重する教育方針と、大規模な大学とは思えない落ち着いたキャンパスや学生の雰囲気に惹かれ、受験することをきめました。

 好奇心旺盛で、何か新しいことに挑戦したいと考えている人は水都にぴったりだと思います。水都では生徒だけでなく、先生方も色んなことにチャレンジしているため沢山の刺激をもらえると思います。もちろん、海外に興味がある人や語学に励みたい人にも良い学校だと思います。




CONTACT お問い合わせ

〒559-0033 大阪市住之江区南港中3丁目7-13
FAX(中高共通):06-7662-9602