高校国語 夏目漱石「こゝろ」
高校2年生の現代文の授業では、夏季休暇の課題図書であった夏目漱石の「こゝろ」を1か月ほど時間を取り、クラス全体で読み込んでいます。事前に割り当てられた章をペアで要約し、語句を調べ、問いの設問をスライドにまとめ、解釈を共有する発表を行っています。ハイブリッドラーニング実施期間であったため、発表者は自宅から発表を行いました。
設問には、文章を読み込み解釈することで答えにたどり着くレベルのものを作ること、答えは2つ以上用意すること、と事前に指示がなされています。
生徒達には調べ学習を行い、そこから分かったことをもとに考えをまとめ、設問と答え、解釈を作成する力が求められます。
この日のペアが出した問いの1つは「文章中にあった”覚悟”とは何を指すのか」。各自で考える時間と小グループで考える時間を持ち、発表の結果様々な考察が共有されました。
また、設問に対する解釈だけでなく、文書中にでてきた帽子に関する文章から、帽子を取り巻く時代背景についても発表があり、今後更に読み進めるうえで役に立つ知識を全員で得ることができました。
最後には先生から指摘や考察を聞き、次のペアにバトンが渡されました。