高校2年生の国際バカロレアコース生がCASプロジェクトについて、Yアンバサダーへ向けて中間報告を行いました。

CASとは国際バカロレアコースのコア科目の1つで、Creativity(創造性), Activity(活動), Service(奉仕) を指します。自己決定をしたり、他者とともに活動する中で目標達成や自己成長を目指す活動です。また、Yアンバサダーは指定管理法人である大阪YMCAに長く関わり、青少年育成や社会課題解決など多岐にわたり活動をされているOB・OGの方を指します。※

今回の中間報告会は、約半年前に行われた交流会以降のプロジェクト進捗に対して客観的な助言や問いかけを受け、これまでの振り返りと軌道修正を行う機会として実施されました。

当日は1プロジェクトに対しYアンバサダー2-3名のグループに分かれ、40分間×2回のグループ対話を行いました。水都生からは進捗、苦戦している点や疑問点、またこれまでの印象的な出来事等を共有し、その後Yアンバサダーの皆様からはアドバイスや問いかけを頂きました。Yアンバサダーの実体験からプロジェクトで活かせそうな事例を共有するグループ、中々計画通りに進んでいない原因を一緒に考えるグループ、問いかけに答えるチームメートから仲間の想いを知るチーム等、対話を通して自己とプロジェクト両方の理解を深めることができました。それに加え、今後の改善点や新たな最終目標を定めました。来年3月末のプロジェクト報告会に向けて更にプロジェクトを改善・加速させ、生徒達の成長が大いに期待できる中間報告会となりました。

※このコラボレーションはCASの中でも特にService(奉仕)について、社会奉仕活動の経験が豊富なYアンバサダーとの対話を通し、生徒がプロジェクトをより有意義にすることを目的としています。生徒たちの興味関心は「多文化共生」「地域交流」「ジェンダー問題」「体操指導」「無銭経済」「料理」など多岐にわたり、またコラボレーションは2回に分け、対面で実施しました。

※集合写真撮影時のみマスクを外しています。

水都生感想

「前回は現実的な意見や厳しい意見をたくさん頂いたが、今回は自分たちが今までしてきた活動に対する具体的なアドバイスやフィードバックを頂き、自分たちの成長を感じることができた。」
「今までは自信のないことは避けていたが、対話を通して新しいことに挑戦することも重要だと気づけた。」
「話し合いの中で新しい良いアイデアが出たため、話し合うことの大切さを感じられた」
「今は社会に対して与えられるインパクトは小さいけれど、これからできること、社会へのアプローチの方法を増やしていきたい。」
「自分が思った通りにいかなくても、その失敗から何を学び、どのような工夫をするべきかを考えていこうと思う。」

Yアンバサダー感想

「社会との関わり方を真剣に考えている点に驚いた。」
「到達した目標からどう先に進めるかについて悩むという姿勢に驚いた。」
「自分の言葉を絞り出そうとして、ようやく形になって出てきた言葉がひとつひとつ印象的でした。」
「若者に押し付けるのではなく一緒に考える存在になりたいと思った。」
「高校生から進捗を聞く中で、社会課題に向き合う際は自分自身の価値観も大切にしなければならないことに気づかされた。」


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